Wednesday, June 8, 2011

Marie Digby American singer


Marié Christina Digby (pronounced /mɑriˈeɪ ˈdɪɡbi/ mar-ee-ay dig-bee; born April 16, 1983) is an American singer, songwriter, guitarist, pianist and actress. She is known for her acoustic cover version of "Umbrella", which attracted attention on YouTube in 2007. The song was subsequently played on the radio station STAR 98.7, was featured on the highly rated third season opening episode of the MTV show The Hills, and peaked at #10 on the Bubbling Under Hot 100 Singles chart. Digby performed the song on the late night talk show Last Call with Carson Daly on August 2, 2007. Since then, Digby has released three studio albums, including one Japanese cover album. These albums have spawned 5 singles overall.

アイルランド系アメリカ人の父と日本人の母との間にアメリカで生まれ、マリエは漢字で書くと“万里恵”になる。 幼少期は日本語学校にも通い、祖母が住む熊本を度々訪れたこともあり、熊本を第2の故郷と感じている。 幼い頃からクラシック・ピアノを習い、ソングライティングに目覚めたのは15歳の時。彼女の関心は楽譜を奏でることからオリジナル楽曲の創作へと移り、ピアノ以外にギターを演奏するようになる。 高校卒業後にカリフォルニア大学バークリー校に進学するが、音楽への情熱は冷めることなく、1年生の時に休学を選択。2004年にパンテーン社主催のソング・ライティング・コンテストに応募し、「ミス・インヴィジブル」で見事に優勝!ハリウッド・レコードと契約するに至る。

レコード契約をしたにも関わらず、大きな変化が起こらないことに苛立ちを覚え、YouTubeへの投稿を思い立つ。リアーナの大ヒット曲「アンブレラ」のカヴァーをギターでアコースティック・カヴァーし、投稿したところ、1200万PV数(2009年5月時点)を超える。
そして、満を持してリリースされた1st『アンフォールド』。「アンブレラ」のカヴァーを除き、全曲をマリエが作詞作曲。99%が実体験に基づいた彼女の曲は、等身大の魅力となって音楽にピュアな輝きを与えている。ハッピーな恋の歌から不安に揺れる姿まで、バラエティーに富んだ内容の歌詞を書き上げている。

2009年3月4日に完全日本独占企画としてリリースされた『セカンド・ホーム』は、日本人のハーフという彼女の特性を活かし、邦楽曲を全編日本語で歌うカヴァー・アルバム。このアルバムのレコーディングおよびジャケット撮影は全て日本で行われた。私たちに耳馴染みのあるメロディーと、自然と入ってくる歌詞の意味や心象風景によって、彼女の声の魅力はよりいっそう際立つこととなった。オレンジレンジなどのプロデュース、SMAP、TOKIOなど数多くのアーティストへの楽曲提供もする今作のプロデューサー、シライシ紗トリも大きな要因となっている。 邦楽と洋楽のハーフともいえる絶妙なブレンドの音に仕上がっているのは、日本語も英語も話しワールドワイドのアルバムをリリースするかたわら、全編日本語で歌い、邦楽というマーケットにも乗り込んで行ける“マリエ・ディグビー”彼女自身を見事に表している。

『セカンド・ホーム』の制作が終了後、今年初夏には全世界リリースの2ndアルバムのレコーディングを行うため、忙しくアメリカへと飛び立った。序章であった1stと、これからの新たなる幕開けの2ndアルバム、その合間に第2の故郷にてなごやかな雰囲気で作られた全編日本語の1.5枚目に位置するアルバムとでも言うべきだろうか。日本オリジナル企画だからこそ表現できた“マリエ・ディグビー”の隠れた魅力を開花させると共に、彼女の第2の故郷を再確認することができた。 全世界を見据える新たなるステージの目前、温もりに触れる里帰りのように。

そして迎えた新たなる幕開けの2ndアルバム『ブリージング・アンダーウォーター』。“水の中で息をする=不可能への挑戦”という意味なのだとマリエは言う。不可能なことヘ挑戦し続けるという強い意志と共に、何が待ち構えているのかわからない未知なる未来へ進む第一歩は、新たなる幕開けに相応しい内容となった。その挑戦は誰もなし得ないオリジナリティ溢れるサウンドにもはっきりと現れている。人気アーティストを手掛けるブライアン・ケネディ、マッドサイエンティスト、Oakらをプロデューサーに迎えるという新たな試み。魅力である汚れなき澄んだ歌声とアコースティック・サウンドにR&B的アーバンビートを加え、スタンダードと最新サウンドを見事に融合させ、まさに不可能への挑戦を具現化した意欲作となった。

未だ続けるYouTubeへのカヴァー曲の投稿やMySpaceも自ら運営するなどネットを最大限に駆使し、デジタル・ジェネレーションならではの次世代シンガー・ソング・ライターと呼ぶべき軽やかなスタンス。スタンダードでありながら新たなものをスマートに取り入れ、相容れることのないはずと思われたもの同士を同居させる彼女ならではの魅力を存分に発揮し、蕾は花へと進化を遂げた。

切なく、時に儚くも強き意思を持つ声で綴られた『ブリージング・アンダーウォーター』のアーバン・アコースティック・サウンドとピュア・ヴォイスがダイレクトに心に響く。私たちの新しく美しき未来を切り開く未来のために。

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